洗濯後の衣類に意外とほこりが付着していることがありますが、そのほこりはどこから来るのでしょうか。
本記事では、衣類にほこりが付く原因と、それを防ぐための効果的な対策を紹介します。
洗濯物のほこり問題に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
洗濯物にほこりが付着する理由
晴れた日にはすぐに洗濯物を外に干したくなりますよね。
しかし、洗濯物にほこりが付着することがあります。
特に、洗濯機から取り出した際に黒いTシャツがほこりだらけになってしまった経験は、気分を落ち込ませます。
ほこりが付きやすい条件
ほこりが出やすいアイテムと一緒に洗濯することや、元々の衣類についていた汚れが原因であることが多いです。
糸くずフィルターの目詰まりや、洗濯槽を定期的に清掃しないこともほこりが付着しやすくする原因です。
また、糸くずフィルターが洗濯槽の上部にある機種の場合、水位が低いとほこりが残りやすくなります。
ほこりの原因を知ったら、どう対策する?
ほこりが出やすいアイテムを別に洗う
新品のタオルなど、毛羽落ちしやすいアイテムは特に注意が必要です。
また、ほこりがついたままの洗濯物を洗うと他の衣類にも影響を及ぼすため、洗濯前にはしっかりとほこりを払い除けてから洗うことが大切です。
洗濯機のメンテナンスを怠らない
洗濯槽の清掃は非常に重要です。
自動洗浄機能が付いている機種もありますが、定期的なメンテナンスが必要です。
取扱説明書に従って洗濯槽を常に清潔に保ちましょう。
静電気による洗濯物へのほこり付着問題
静電気が洗濯物にほこりを引き寄せる大きな原因の一つです。
静電気によるほこりの引き寄せ
多くの方が服に静電気が発生して体にくっつく経験をしたことがあるでしょう。
特にスカートなどを着用している際にはその現象が顕著です。
静電気が発生すると、周囲のほこりやゴミが引き寄せられ、洗濯中に衣類に残ることがあります。
洗濯前のほこり取りのすすめ
ほこりを取り除く一般的な方法には、リントローラーや粘着テープがあります。
これらは広範囲のほこりを素早く取り除くのに効果的です。専用の衣類用テープも市販されています。
エチケットブラシや洋服ブラシも有用で、持ち運び可能な小型タイプもあり、外出先でも使用できます。
ブラッシングの際は、逆方向に撫でると取り除いたほこりが再度付着するので注意が必要です。
洗濯物にほこりが付着する場合、洗濯槽の清掃を行いましょう
洗濯槽の汚れがほこりの主な原因の一つです。
定期的な清掃の重要性は理解しているものの、実際に手をつけていない方も多いでしょう。
洗濯槽を掃除する際のおすすめ:酵素系漂白剤
粉末の酵素系漂白剤を使用し、その効果を高めるためにお湯を利用します。
約50度のお湯を洗濯槽の上限まで入れ、酵素系漂白剤を500g加えた後、洗濯機を運転します。約15分間運転した後、2時間放置することが理想的です。
特に汚れがひどい場合は、5時間程度の浸け置きをおすすめします。
その後、洗濯槽を再度回し、汚れが浮かび上がってきたら、ハンガーにストッキングをかぶせたものを使って、網のようにして取り除きます。
最後に、洗濯機を脱水し水を抜いた後、再び水を満タンにして洗濯機を動かし、汚れがなくなるまでこのプロセスを繰り返します。
長期間着ない服からほこりを防ぐ方法
服にほこりを付けないためには、ほこりを寄せ付けない工夫が重要です。
特に長期間着る予定がない服は注意が必要です。
長期保管の服には保護カバーを
服を長期間保管する際には、洋服カバーの使用が効果的です。単品用カバーや複数服をまとめてカバーするタイプ、ハンガーラック全体を覆うオープンタイプのカバーがあります。
クローゼットのスペースや収納スタイルに応じて適切なカバーを選び、特に長期間使用しない予定の服が多い場合は、オープンタイプのカバーがおすすめです。
季節ごとにハンガーラックの中身を入れ替えることで、長期間着ない服を効果的にほこりから保護できます。