洗濯物を洗った後、干し忘れてしまったことはありませんか?時間がそれほど経っていなければ問題ないこともありますが、1日以上放置してしまった場合は、再度洗濯することをお勧めします。
この記事では、洗濯後にすぐ干せない場合や、放置してしまった場合の対策方法についてご紹介します。汗をかいた服を洗わずに放置すると、臭いの原因にもなりますので、その対策方法も併せて参考にしてください。
衣類の放置は菌の繁殖を促進
洗濯物を放置すると、菌やカビの繁殖に最適な環境が生まれます。洗濯後の衣類に汚れが残っていると、風通しが悪くなり、菌が増えやすくなります。
洗濯物にシワがつく
洗濯後に放置すると、衣類に強いシワがついてしまいます。これらのシワは簡単には取れず、アイロンをかけても完全に伸ばすのが難しい場合があります。
生地にダメージを与える
洗濯中に絡まった衣類をそのまま放置すると、生地同士が引っ張り合い、ダメージを受けます。長時間そのままにすると、衣類がよれてしまうことがあります。
1日放置した洗濯物は再度洗濯が必要
湿った衣類が密接している状態は、菌やカビが発生しやすいです。長時間放置すると菌が増殖し、その衣類を着用すると再び汗をかいたときに臭いが発生する原因になります。
放置後の洗濯物を元の状態に戻すには再洗濯が必要
洗濯物を長時間放置すると、強いシワがついてしまいます。手で伸ばしても元の形に戻すのは難しく、増殖した菌を取り除くためにも再度洗濯が必要です。最初の洗濯と同じ手順で再度洗濯を行いましょう。
洗濯物を1日放置したら洗濯槽の掃除もおすすめ
洗濯物の臭いだけでなく、1日放置された洗濯機の中にも菌が付着しています。この機会に洗濯機の掃除を行うことをお勧めします。湿気が多い状態では菌が柔らかくなっており、取り除きやすくなっています。
放置後の洗濯機掃除方法
必要なもの
- 酸素系漂白剤
- 上がりたてのお風呂の残り湯
- お風呂の垢すくい
手順
- 洗濯機の中にお風呂の残り湯を汲み入れます。量は洗濯機の縁まで届くくらいが理想です。
- やかんでお湯を沸かし、洗濯機の中の水が50度程度になるように加えます。
- 酸素系漂白剤をゆっくりと入れ、粉が飛び散らないように注意します。
- 洗濯機に槽洗浄コースがあればそれを使用し、ない場合は通常の洗濯コースを選びます。脱水が始まる前にお湯を溜めた状態で約180分放置します。
- 時間が経ったら垢すくいを使って浮かんできた汚れを取り除きます。
- 洗剤を使わずに通常の洗濯コースを再度実行し、脱水前に再び浮かんできた汚れをすくいます。最後に脱水して完了です。
洗濯物をすぐに干せないときの対処法
洗濯物を通気性の良い場所に移す
洗濯機の中に洗濯物を放置すると、通気が悪くなり菌が繁殖します。目の粗いカゴや、乾いたタオルを敷いたテーブルの上に移すだけでも効果的です。さらに、絡み合った洗濯物をほぐし、空気が通るように軽く振ってからカゴに入れると良いです。
カゴを裏返して通気を確保
濡れた衣類をカゴに戻す場合、カゴを裏返して使うと通気が確保できます。特に大きなシーツやタオルは、カゴの上に広げて置くだけで、季節によっては乾くこともあります。
洗濯終了時刻を調整する
外出や家事の合間に洗濯をする場合、洗濯機のタイマー機能を使いましょう。帰宅時間に合わせて洗濯が終わるように設定すると、洗濯物を1日放置することを防げます。
汗をかいた服をすぐに洗濯できない場合の対策
汗をかいた服は浸け置き洗い
汗や汚れが付いた服をすぐに洗濯できない場合は、浸け置きすることをおすすめします。汗が染み込んだまま放置すると、菌やカビが発生し、服の色が変わってしまうことがあります。漂白剤を使ったり、多めの水に浸け置くことで対策しましょう。
洗濯前に乾かしておく
カビや菌の繁殖を防ぐため、汗をかいた服は洗濯するまでハンガーにかけて乾燥させます。洗った洗濯物と混ざらないように、別の通気性の良い場所に干しましょう。
浸け置き時間を短くする
水に長時間浸け置くと、水が腐敗して逆効果です。長時間浸け置く場合は、洗濯洗剤や酸素系漂白剤を使いましょう。適切な手入れをして、清潔な衣類を保ちましょう。
専用の浸け置き容器を用意して、効率的かつ安心して洗濯を行いましょう。